地すべり調査
地すべり調査は、大きく予備調査、概査、詳細調査に分けられます。
予備調査では、地すべりの特性を知るための調査計画を立てるために、文献調査、航空写真判読などで地すべりの範囲を特定する地形調査、地すべり斜面に見られる地すべりの兆候を見出し、地すべりの範囲を特定し、さらに運動様式を把握する現地踏査を行います。
概査は詳細調査計画が立てにくい複雑な地すべり地などの場合に行われます。地表で見つけにくい地質現象を推定するために弾性波探査、電気探査や放射能探査などの物理探査を行い、その結果を詳細調査計画に反映させます。
詳細調査は、概査で得られた地すべりの三次元的動きを捉えるために、地すべりの運動、規模、速度、広がりなど、より精度の高い地すべり機構解析を行うために実施します。
予備調査では、地すべりの特性を知るための調査計画を立てるために、文献調査、航空写真判読などで地すべりの範囲を特定する地形調査、地すべり斜面に見られる地すべりの兆候を見出し、地すべりの範囲を特定し、さらに運動様式を把握する現地踏査を行います。
概査は詳細調査計画が立てにくい複雑な地すべり地などの場合に行われます。地表で見つけにくい地質現象を推定するために弾性波探査、電気探査や放射能探査などの物理探査を行い、その結果を詳細調査計画に反映させます。
詳細調査は、概査で得られた地すべりの三次元的動きを捉えるために、地すべりの運動、規模、速度、広がりなど、より精度の高い地すべり機構解析を行うために実施します。
地形測量
詳細調査を実施するために、地すべり対象地域を含めて、上部の斜面および㈱斜面まで含んで、縮尺1/500程度の地形測量を行います。
調査測線の設定
詳細調査を実施するために、地すべり対象地域を含めて、上部の斜面および㈱斜面まで含んで、縮尺1/500程度の地形測量を行います。
調査ボーリング
すべり面の形状や構成土塊の特性などを把握することを目的に、不動岩盤を5m程度確認するように主・副測線に沿って、また地すべり地を三次元的に表現できるように配置します。
調査ボーリングは、土質確認用オールコア採取、土質試験用不撹乱試料の採取、標準貫入試験などの原位置試験、すべり面の把握、歪観測、地下水位観測、地下水追跡調査、地下水検層、電気検層、放射能検層などの観測孔として利用しますから、熟練したボーリング技師が必要になります。
調査ボーリングは、土質確認用オールコア採取、土質試験用不撹乱試料の採取、標準貫入試験などの原位置試験、すべり面の把握、歪観測、地下水位観測、地下水追跡調査、地下水検層、電気検層、放射能検層などの観測孔として利用しますから、熟練したボーリング技師が必要になります。
すべり面調査
すべり面の判定は、地すべり機構調査の中で最も重要な調査の一つで、斜面安定解析の精度を左右するものです。ボーリング調査に基づいて行われる地質判定とボーリング孔を利用した歪計などの計測器による判定があります。
地表変動の計測
| 伸縮計・・・ | 地すべり頭部を中心に不動地と移動土塊の境界に亀裂が生じます。この亀裂をはさんで、伸縮計を設置し、移動量を測定することによって、地すべりの移動量と移動速度を測定し、地すべりの滑落時間を推定し、場合によっては下方の住民に避難を促すことができます。 |
| 傾斜計・・・ | 元来、地盤は独自の回帰性のある傾斜運動(基底変動)をしています。一方、地すべり地では周期性のない、傾斜量の大きな傾斜運動をしています。地すべり地塊で見られる地表変動は、地盤の傾斜運動と地すべりによる変動(傾斜運動)が合わさって表れることになります。傾斜計を設置し、傾斜変動量を測定することによって、潜在的な地すべりがあるか、地すべりが発生している可能性があるか、活発化しているかなどを知ることができます。 |
| 測 量・・・ | 地すべり範囲の規模が大きな場合や地すべり地内が多くのブロックに分割されている場合、個々のブロックの移動方向・移動量や相互関係を把握することが困難であることがあります。この場合には、地すべり地外の不動地に固定点(基準点)を設けて、三角測量によって各地表面の移動方向や移動量を観測することがあります。 |
地下水調査
地すべりは降雨強度のピーク時より少し遅れて発生する現象が多いことから、浸透水が間隙水圧を増加させ、地下水位を上昇させることによってせん断抵抗力の低下を招き、滑動すると考えられます。この悪さをする地下水の分布状況、間隙水圧を把握することが、地すべりの安定度の評価、地下水排除工の施工位置や施工量等の対策工計画に必要になります。地下水調査には以下のようなものがあります。
土塊の特性把握のための原位置試験
地すべり地の安定性や対策工計画のための斜面安定解析が必要であり、地すべり土塊およびすべり面土塊の物理的特性を把握する必要があります。室内土質試験が多用されていますが、現地でより手軽に、しかも軟弱なすべり面土塊を把握する手法として、静的コーン貫入試験や動的コーン貫入試験が用いられるようになりました。さらに杭工における水平方向の土塊の変形特性を把握するためにボーリング孔を利用して孔内水平載荷試験も行われます。
地すべり防止対策工
地すべり防止工法は、地すべり原因の除去・改良を主目的とした抑制工と地すべり地内に土木構造物によって物理的な抵抗体を挿入して、すべりを抑えることを目的とした抑止工に大別されます。一般的には、直接的に地すべりの力を受けることのない抑制工を先行して、地すべり現象を緩和させてから、その後、抑止工で期待している安定度を確保する、という抑制工と抑止工との併用工法が採られています。
抑制工は、降雨や地下水による間隙水圧の上昇を防止する「間隙水圧低下工法」、地すべり地形の頭部の荷重を減少し、脚部に押さえ盛土をすることによる平衡状態の復元を目的とした「地形変更工法」、地すべり面にあるすべり粘土の強度を増加させる「すべり面強度増加工法」に大きく分けられます。抑止工は、すべり面の深さや斜面の傾斜などによって様々な工法が採用されています。
地すべり地での移動記録を見ると降雨の数日後に地すべりの移動量が大きくなることが知られていますから、地すべり対策は、「降雨や表流水を地すべり面に入れない」、「地下水位を地すべり面より下に保つ」。また、地すべり地の頭部と脚部の荷重を比較した場合に頭部の方が荷重が大きく、脚部の荷重が小さいために、土塊が重力によって下方に移動することですから、「地すべり頭部を排土して軽くする」、「脚部に盛土をして荷重をかける」、なおかつ移動する場合には移動土塊を「物理的に抑えられる構造物を設置」して抑えることになります。
移動量や移動土塊の量、地すべり地周辺の地質、すべり面の深さ、表流水や地下水の状況、立地条件、緊急性を要するのか等など様々な条件が重なっていますから、自然界の中で発生する地すべりは、このように簡単ではありません。そのために地すべり調査が必要になり、必要最小限で最大の効果を上げる安定解析や計画安全率の確保などの検討が必要になります。具体的には、以下のような工法が施工されていることが多いです。
抑制工は、降雨や地下水による間隙水圧の上昇を防止する「間隙水圧低下工法」、地すべり地形の頭部の荷重を減少し、脚部に押さえ盛土をすることによる平衡状態の復元を目的とした「地形変更工法」、地すべり面にあるすべり粘土の強度を増加させる「すべり面強度増加工法」に大きく分けられます。抑止工は、すべり面の深さや斜面の傾斜などによって様々な工法が採用されています。
移動量や移動土塊の量、地すべり地周辺の地質、すべり面の深さ、表流水や地下水の状況、立地条件、緊急性を要するのか等など様々な条件が重なっていますから、自然界の中で発生する地すべりは、このように簡単ではありません。そのために地すべり調査が必要になり、必要最小限で最大の効果を上げる安定解析や計画安全率の確保などの検討が必要になります。具体的には、以下のような工法が施工されていることが多いです。
| 1、 | 間隙水圧低下工法・・・大きく「地表水排除工」と「地下水排除工」に分けられます。地すべり面に表流水を入れない、すべり面より上部の地下水を排水することから「すべり面強度増加工法」でもあります。 | ||||||||||||||||
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| 2、 | 地形変更工法・・・・・・ | 地すべり対策の抜本的工法は、地すべりしている土塊を全部取り去ればよいが、立地条件、用地や経済的問題で不可能です。地すべり頭部の荷重を軽くするために排土し、逆に脚部に盛土で荷重を加えて、バランスをとればよいことになります。 |
| 頭部排土工・・・・・・・ | 地すべり頭部の排土による除荷で斜面内部の応力を開放しようという工法です。しかし、地すべり頭部の後背斜面の安定を検討しておくことが重要になります。 | |
| 押さえ盛土工・・・・・・ | 排土工と一対になって確実な抑え力の増加が見込める効果的な工法ですが、脚部の何処に、どれだけの盛土量を置くか安定解析や、計画安全率の検討が重要になります。 | |
| 3、 | 抑止工・・・・・・・・・・・ | 地すべり土塊をすべり面より下にある安定した土塊に縫い付けて、移動しないようにしようというものです。言い換えれば、地すべり地内に土木構造物により物理的に抵抗体を導入し、地すべり推力に直接対応しようとする工法です。移動量が大きい場合には土木構造物の地中埋設が不可能な場合があり、あくまでも抑制工を先行させて、地すべりの移動を緩和させてから施工することになります。 |
| 杭工・・・・・・・・・・・・・ | 地すべり防止杭は、あくまで不動の基盤にまで杭を打ち込んでその上部の移動土塊を |
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| シャフト工(深礎工)・・・ | 鋼杭では地すべり推力に対抗できない場合で、大口径の鉄筋コンクリート杭で、 杭長が20m以上に及ぶ場合にも採用されます。 |
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| アンカー工・・・・・・・・・ | 地質的に杭工やシャフト工ができない場合、さらに移動斜面が急勾配の場合、移動推力 が大きい場合には、鋼材の引張り力を活かしたアンカー工が採用されます。 |

